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STEP3でお話させていただいた、「微増成長 それが成長曲線である」はいかがだったでしょうか?含み資産が、うまく会社を成長させるために必要不可欠であることは、ご理解いただけたかと思います。ここまでは「資金と利益のストック」を構築することが大切であり、「含み資産の構築」が、企業の財務体質強化に直結する対策であると申し上げてきました。また、「節税」したものがストックできなければ意味がないということでした。これは普遍的です。そこで、ここでは違うスポットをあててみたいと思います。
「節税」を考えた時に、皆様は何を考えるでしょうか?また、何のために節税を考えるのでしょうか?残念ながら私が推奨しているように、「節税したものが、含み資産として以後活用できるように。」とは真っ先には思い浮かばないようです。
まず考えるのが、STEP1でお伝えした、「税金の流出を抑えるため。言い換えれば、税金を払うのがもったいない。」という考え方。そして、次に考えるのがこの章のテーマ。そう、「利益圧縮」という観点です。「利益圧縮」、言葉は悪いですが、昨今中小企業が直面している重要な問題であると捉えています。「利益圧縮」それ自体に必要性を考えている経営者の方も多いのではないでしょうか?なぜこのようなことが起きてしまうのか?
大きな問題として取り上げたいもの。それが、「コストダウン」です。 |
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ここでいう「コストダウン」とは、中小企業を取り巻く状況としては避けて通れない問題です。昨今では「利益をあまり大きく出しても意味がない。」とか「対外的にあまり利益を出したくない。」というところが本音。本当に良く聞く言葉です。ここまでは、「資金と利益のストック」が必要不可欠であると述べてまいりました。ストック以前に「その利益圧縮こそに意味がある。」という点について考えていきましょう。
利益圧縮が必要な理由は、取引先からの「コスト削減要求」です。2001年から2002年にかけて、このような中小企業の悲痛な叫びは非常に大きくなりました。現に、2002年決算で過去最高益を出した大企業の数、238社。この時期の日本経済は、まだまだ出口の見えない不況の時期。単純なリストラは一巡しているのが現状で、その理由はここでいう「コスト削減」です。大手の企業といえども、大幅な売上の増加が難しくなっていることで、前代未聞の「コストダウン要求」が行われたのです。
現在も、大きな利益を出そうものなら、親会社や取引先からのコストダウン要求があり、翌期以降の利益状況に悪影響を及ぼす、という企業が多数あるのは事実です。
企業にとってのお客様は、個人や法人のユーザーであるのと同時に、取引先であると思います。共存・共栄ができれば一番いいとは思いますが、最近はそのバランスを保つのが難しくなってきました。確かに、利益を出して税金を支払い、そのうえで内部留保を充実させるということは企業の本質でありますが、そればかりで企業が存続し発展していくかというと疑問です。そこで私から1つ提案です。「利益圧縮」が必要であるならば、その上で財務体質強化を図りませんか?
圧縮した利益がストックされれば、いざ「利益がほしい。」というときに絶大な効果を発揮することができるのです。
ここでは「利益圧縮」=「節税」だけではなく、「利益圧縮」=「含み資産」。「利益圧縮」=「資金と利益のストック」といえるのです。同じ「利益圧縮」を行うのならば、その圧縮したものを「資金と利益のストック」にしませんか? |
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